暗闇で見た景色は絶対にむだにはならない。

Vol34Hyoushi-s

メッセンジャー最新号が出ました!

最新号、メッセンジャー34号は「命はやわじゃない!」がんサバイバーホノルルマラソン特集!いつも4ページ増えて4ページ。余命宣告を受けた方、末期がんだった方が、ホノルルを疾走しています!盛りだくさんです!予告編はまだできていませんが、ツアーの様子はこちら! 輝きに満ちたホノルルツアー!

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定期購読をしてくださっている方への発送は10日となります。もう少々、お待ちください。

2月終わりの週末は、2日連続栃木でのトーク&ライブでした。

栃木で出会えた皆さん、本当に温かかったです。ありがとうございます!

3月からのトーク&ライブ情報です。

3月6日愛知県西尾市、13日鹿児島県鹿児島市、19日宮崎県西都市、26日大分県大分市、

4月2日埼玉県越谷市、9日岐阜県関市、

5月7日愛知県知立市、

詳細はこちら!まだまだ調整中のイベントもあります。ぜひぜひ、遊びに来てくださいね~

http://www.taka-messenger.com/event

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昨日、久しぶりに会った友人から、

「太ったね!」

と言われました。

めちゃくちゃ嬉しかったです。

これまで、逆に、

「痩せたね!」

という言葉にどれだけ肩を落としてきたか。

本当に最近、やっと病気する前と同じくらいの量を食べられるようになってきたんです。

12年かけて、やっと、です。

妻のあさひがいちばん驚いています。出会った頃は、あさひ自身が食べる量を調整するほど、少食だったそうです。

手術、抗がん剤治療、5回の腸閉塞を経て、体重はどんどん減っていき、ご飯は茶碗一膳が精いっぱいという時期が長くつづきました。

無理して太ろうとして、たくさん食べすぎて吐いたことは何度もあります。

人間ってすごいですね。痩せている自分を認めたら、「太らなきゃ!」という執着を手放したら、だんだん食べられるようになっていきました。

今は今がベスト、どんな状態でもそれは良くなる過程だと捉えたら、焦りが消え、少しずつ、少しずつ、元に戻っていきました。

もしも病気の方は、絶対に焦らないでくださいね。

長い時間をかけて、いろんな積み重ねが病気をもたらしているのだから、ゆっくり、ゆっくり、積み重ねたものを剥がしていくように、良くなっていこう!

「太らなきゃ」、さらには「治さなきゃ」という執着さえ手放し、ただひたすら、自分を信じて、「治った後の自分」という希望に胸をときめかせよう。

目の前のことに夢中になっていたら、気付けば元気になっていた、というのがいちばんいいかも。決して焦らず、ゆっくり、今目の前のことに向き合っていこう。

急いで元気にならなくていい。今が暗闇だとして、そこで見た景色は絶対にむだにはならない。

そう無駄にならなかった。

お話をいただいてから1年半。今年の10月頃、やっと自伝を出版できそうです!

闘病記ではない、再生記。世の中に希望を撒き散らします!

楽しみにしていてくださいね。

皆さん、たくさんの励ましのメール、本当にありがとうございます!

あさひのお腹の中で、短い時間でしたが、幸せを与えてくれた命。

あさひは亡くなった命と言えども、いぶきと同じように覚悟をして、出産に臨みました。

そして、2月28日、あさひはがんばって、出産をしました。

そんなあさひの想いに、ぜひ、触れてください。

あさひのブログから。

http://tiulon.blog44.fc2.com/

☆☆☆

出血が始まって五日目の夜九時、陣痛が始まりました。声が出なくなるような痛みが定期的にありました。

隣にはいぶきが寝ていたので、起こさないように痛みに耐えます。

今はじっくり赤ちゃんと母親の二人の時間を楽しもうと、一緒にいられる最後の時間だと思って過ごしてました。

しかし、途中、ものすごい出血でトイレから出られませんでした。バケツをひっくり返したような出血が何度も…。

何枚ものパジャマを汚し、トイレもひどい状態になりました。

いぶきの時にもこんなに出血があっただろうかと思うほど。。 ちっとも小さなお産ではありませんでした。

強い腹痛の後に大量の出血と一緒に粘膜に包まれた血の固まりが出てきました。
赤ちゃんだと思い、大切に手に取ります。

胎盤と赤ちゃんと一緒になって出てきていたので、姿はわかりません。

でも手のひらサイズの赤ちゃんは、本当に温かかった。

温かい所にいたんだなぁって。

命は生々しく、そして命は温かい。十月十日を過ごしたいぶきのときと変わらず、本当に温かかった。

赤ちゃんには、「育ててあげられなくてごめんね」と、手に抱きながら謝りました。
そして感謝しました。心から。

赤ちゃんが出た後も大量の出血が続くため、いぶきのオムツをやぶり使いました。

気持ちが落ち着いて立ち上がると、目眩と動悸がし、冷や汗が…。

貧血になり、歩くことも出来なくなりました。

この時、朝の3時をまわっていました。何時間もの間、赤ちゃんは頑張り、いぶきもいい子に寝ていてくれました。

旦那が出張のため、二人の子供を心配しながら、子供の声に寄り添いながらのお産。

思っていたよりも大仕事でした。

どんな小さな命も、簡単には産まれないです。

小さな命も命です。
価値のある大きな命です。亡くなった命だとしても。

私達に宿ってくれた赤ちゃんは、今はもうお腹にいません。

私は、この痛みを忘れません。

赤ちゃんが私を母親にしてくれたこの時間も。

すべてが尊い時間。
そして尊い命。

翌朝吉村医院にいき、子宮に残っていた胎盤を出しました。

本当に痛かった。
悲鳴をあげてしまう程。

もうこんな経験はしたくないって何度も思いました。

小さな小さな命でも、大きな大きな痛みを背負う。

どうか、皆さん自身の命を大切にされますように。心から祈りました。

必ず大きな痛みを背負う人がいるのだから。

最後に小さな赤ちゃんを見ました。小指の先程の命でしたが、人間の形になろうとした赤ちゃんに、奇跡を見せてもらいました。

その後、また貧血になった私は、診察室の隣で休んでいると「赤ちゃん元気に育ってますよ~」と、隣の妊婦さんにかけられた先生の声が聞こえました。

涙が溢れました。。
本当に嬉しかった。

命は幸せ。命は喜び。

皆さんの赤ちゃんがどうか元気でありますように。。

吉村先生がよく言われていた「死ぬときは死ぬ。生きるときは生きる。」

今回、何度も頭をよぎりました。

私はどちらも身をもって経験しました。

死があるから、生が輝き、生があるから死も輝く。

私もこの経験を生かします。それが赤ちゃんの存在を生かすことになるから。

今はゆっくり休みます。皆さんありがとうございました。

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